染め手読み精度検証
現行の染め手読みアルゴリズムの精度を測ってみた。
第2東風荘のログで、2面子以上さらしてテンパイした最初の局面について計測し、以降の手変わりは集計対象としなかった。
上記条件で、染め手読みアルゴリズムで染め手になっている確率と、実際に染め手でテンパイしていたかどうかの結果を比較した。
サンプル数 19124(染め手テンパイ率21.56%)
染め手読みアルゴリズム自体は非染め手らしさの値を0~1の間の値で出すようにしている。
0.5以上なら染め手、未満なら非染め手と読んだとみなして的中率を出してみると……
的中率 87.47%
非染め手テンパイを非染め手であると正しく読めた割合率 93.56%
染め手テンパイを染め手であると正しく読めた割合 65.3%
また、染め手読みアルゴリズムが出した値と実際の結果の
単相関係数は0.6532
-----
微妙ですな……
そもそも2副露以上でのテンパイ時の染め手率は21.56%なんだから、
ぶっちゃけ、全部染め手じゃないと読んでも的中率78.44%までは行くわけだし。
ただ、染め手と読んだけどはずれた場合は、染め手じゃなくても、
染め手だと読んだ色があたり牌になってることが多いんで、
この程度間違ってても結果オーライなのかもしれない。
いずれにせよ、いまのアルゴリズムは雑すぎるんで、
もう少し精度を上げられる方法を探す。
でも、せいぜい2~3%程度しか上がらないような気もするけど……
---
ちなみに、以前別のサンプルでとった2副露以上での和了時のデータでは
サンプル数 7315で、そのうちの染め手和了の割合は19.5%だった。
テンパイ数と和了数の比率で、染め手と非染め手のテンパイ後の
和了しやすさを単純計算で比較してみると、
1.14倍程度、非染め手のほうが上がりやすいということになる。
1.14倍というと案外小さいと思うかもしれないけれど、この差はそれなりに大きい。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント