超々上級者のアドバイス
さいきん、私的に将棋がブーム。
ただし、いまさら将棋が大幅に上達するとも思っていないので、あまり本気で自分が強くなりたいという感じではない。
もっと、メタに構えて、棋士たちの対局とか、定跡の進化とか、棋士たちの言葉に注目している。最近気になったのが、駒がぶつかり合ったらどうすかということに関する棋士たちの言葉。
中原永世名人曰く
「駒がぶつかったら、取るのが基本で、とれないようでは作戦負け。」
佐藤2冠曰く
「同歩、同歩と取って勝てる人が一番強い」
しかし、へたくそが単純に言葉を信じて、マネすると却って弱くなる。
よほど、下手クソな相手でも、同歩と取られることを前提に先読みして良いと思っているからこそ、駒をぶつけてきているのだから、同歩ととるのは、相手のペースに乗りやすいわけです。
同歩と取って勝てるのは、戦い前の駒組みの段階で作戦勝ちしているか、読みが相手を上回っているってこと。
だからこそ、タイトルホルダークラスの超上級者は上記のような言葉になるんですな。
「同歩、同歩と取って勝てる人が一番強い」ってのは、同歩と取って勝つのは「一番強い」人クラスでないと難しいという意味で捉えるのが正解なのだろう。
超上級者レベルの言葉を初級レベルの人がそのまま信じてうわべだけマネしても却ってうまくいかないってことがあるということなんだろう。
麻雀でも同じようなことがあるのではないのかなと思う。
たとえば、鳴きを多めにしろとかリーチを多めにしろとかのアドバイスも単純にリーチ率などの数値が高ければ高いほど良いというものでもなくて、その人にあったバランスの最適値ってものがあるんじゃないのかと思うけどどうなんだろう。
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コメント
それは確かにありますね~。
順位取りの考え方って、人によってかなり違いますからね。
投稿: ひむろ | 2008/03/22 01:34
ひむろさんも、そう感じますか。
でも(当然ですが)超上級者のアドバイスを聞かなくて良いという訳では無くて自分なりに咀嚼しなければいけないんでしょうが…
ひむろさんには今後ともアドバイスいただきたいです。
投稿: kmo2 | 2008/03/23 01:34