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2014/03/29

ひとつ前の記事の質問への回答(科学する麻雀の活用法)

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 上記のような図で考えるといいと思います。

この図は以下の(A)~(F)の6つのルートに分岐してることを表しています。

(A)現局面から捨てた牌が当たった ①->③
(B)現局面で捨てた牌はスルー、その後和了で終了。 ①->②->④
(C)現局面で捨てた牌はスルー、その後放銃で終了。 ①->②->⑤
(D)現局面で捨てた牌はスルー、その後被ツモで終了。①->②->⑥
(E)現局面で捨てた牌はスルー、その後被流局で終了。①->②->⑦
(F)現局面で捨てた牌はスルー、その後被横移動で終了。①->②->⑧

なお、上の図で各局面(○の数字)から伸びている矢印の横に書いてある数字がそれぞれの局面に移る確率です。赤字訂正前が危険度0%の場合、訂正後の赤字が危険度10%の場合を意味しています。

例えば和了の確率は

和了の確率 = ①->②に行く確率 × ②->④に行く確率

となります。

危険度0%の牌の場合、①->②は100%ですので1.0 x 0.53 = 0.53 (53%)となりますが、
危険度10%の牌の場合、①->②は90%ですので0.9 x 0.53 = 0.477(47.7%)となります。

被ツモ、流局、横移動の場合も和了の場合と同じ要領で計算できます。

ちょっと気にしなければいけないのは、放銃の場合です。
放銃するパターンは2通りあります。すなわち、危険牌切っていきなり放銃した場合(①->③)と、危険牌はスルーされたけど、その後結局放銃した場合(①->②->⑤)の2つのパターンです。

確率はこの両方を足した確率になります。

なので、放銃率は

放銃率 = ①->③に行く確率 + (①→②->⑤に行く確率)      = ①->③に行く確率 + (①→②に行く確率 × ②->⑤に行く確率)
となります

 例えば、危険度10%の牌を切った場合、
放銃率 = 0.1 + ( 0.9 x 0.17) = 0.253(25.3%)
という計算になります。

実際に切る牌の危険度によって、図の赤字て訂正している部分の数字を変えて計算すればよいのですが、 実際に切る牌がどの程度の確率の危険度(%)なのかは、科学する麻雀(初版)の199頁に書いてありますから、それを使えば、①->③に行く確率を算出できると思います。
 場の状況から色々とデータを使って算出しているので199頁のようなシンプルな表ではありませんが、まったり麻雀のアルゴリズムも大体似たような理屈で押し引き計算しています。
 まったり麻雀の計算では、誰かひとりが立直している流局間際の状況で、「もうこれは絶対当たりそう」って感じるほどの超危険牌で大体危険度20%程度と算出するようです。

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